深いかみ合わせと呼吸の関係|過蓋咬合と子供のいびき|市川市八幡
「深いかみ合わせ」とは
「上の前歯が下の前歯にかぶさりすぎている」「下の前歯が見えなくなるくらい上の歯が覆っている」――こうした状態を、深いかみ合わせ(過蓋咬合・かがいこうごう)と呼びます。
こんにちは。市川市八幡の歯医者、アーツ歯科&小児デンタルランド院長の西田隆行です。深いかみ合わせは見た目だけの問題ではなく、子供のいびきや子供の口呼吸とも関わってくる、注意したいタイプです。
深いかみ合わせと気道の関係
下の前歯が深く隠れているということは、下あごが奥に押し込まれた位置でかみ合っていることが多くあります。下あごが後ろに位置していると、舌のつけ根もそれに合わせて後方に押され、寝ているときに空気の通り道(気道)が狭くなりやすくなります。
その結果、子供のいびきが見られたり、いつも口が空いている口ポカンの状態を伴ったりすることがあります。深いかみ合わせは、歯ならびのタイプであると同時に、呼吸のしやすさにも関わるテーマだということです。
歯ならびと顎関節への影響
深いかみ合わせのまま成長すると、下あごの動きに制限が出やすく、噛むときの負担が一部の歯や顎関節に集中することがあります。歯が重なる、歯ならびがずれていく、といったサインが重なる場合もあります。
「歯が後ろから生えてきた」「歯が重なってきた」というご相談の中にも、深いかみ合わせを伴うケースがあります。
子供の矯正で考えること
深いかみ合わせへの対応では、ただ前歯のかみ合わせを浅くするだけではなく、下あごが本来の位置に収まりやすい状態を作っていくことを考えます。具体的には、上あごの幅を育てる対応や、お口の使い方を整えるトレーニングを組み合わせます。
スペースの状態が許せば、歯を抜かない非抜歯での対応も検討できます。子供の矯正は何歳から、というご質問への答えも、深いかみ合わせの場合は下あごの成長期(11〜15歳ごろ)も視野に入れて考えます。
呼吸と一緒に見る視点
深いかみ合わせのお子さんに、子供のいびき・口呼吸・口ポカンが重なっている場合は、歯ならびの対応と一緒に呼吸の状態も整えることが大切です。耳鼻科との連携や、必要に応じた検査も合わせて考えます。
受診の目安
- 下の前歯がほとんど見えないくらい深くかみ合っている
- 下あごが小さい、後ろに下がって見える
- 子供のいびきが続いている
- 口ポカン・口が空いている状態が続いている
- 歯が重なる、歯が後ろから生えてきた
まとめ
深いかみ合わせは、見た目の問題だけでなく、下あごの位置と気道、子供のいびき・口呼吸・口ポカンといった呼吸の状態にも関わってきます。歯ならびと呼吸の両方の視点から、子供の矯正と歯を抜かない非抜歯の選択肢を一緒に考えていきます。市川市八幡の歯医者、アーツ歯科&小児デンタルランドにご相談ください。
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本記事は、スタンフォード大学医学部 睡眠医療部門 臨床教授 Dr. Audrey Yoon のセミナー内容をもとに、患者さん向けに再構成したものです。
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