子供の無呼吸で手術が必要なとき|歯科の役割と他科連携|市川市八幡
「手術と言われたら、どうしたらいい?」
「子供のいびきがひどく、耳鼻科で手術を勧められた」「アデノイドが大きいから、と言われた」――こうしたご相談を受けることがあります。
こんにちは。市川市八幡の歯医者、アーツ歯科&小児デンタルランド院長の西田隆行です。手術はもちろん耳鼻科の領域ですが、歯科の立場からも、知っておきたい考え方をお伝えしたいと思います。歯ならびや子供の口呼吸・口ポカンと、深く関わるテーマだからです。
扁桃・アデノイドが気道を狭めることがある
子供のいびきや無呼吸の背景にあるものとして、よく知られているのが扁桃やアデノイドが大きく、空気の通り道(気道)を狭めてしまっている状態です。扁桃は3〜6歳ごろに大きくなりやすく、その時期にお子さんのいびきが強く出ることがあります。
耳鼻科では、扁桃・アデノイドの大きさや、症状の強さに応じて、手術での対応を検討することがあります。
手術だけでは終わらないことが多い
大切なのは、扁桃・アデノイドを取れば、すべてがなおるとは限らないということです。長く子供の口呼吸や口ポカンが続いてきたお子さんは、口で呼吸することが「習慣」になっています。手術で物理的に気道が広がっても、習慣の口呼吸が残ってしまうことがあります。
また、上あごの幅が狭く、舌が下に落ちている状態が続いていると、それ自体が気道を狭くする要素になります。手術で大きな改善が得られても、歯科の領域でやるべきことが残っていることが多いのです。
歯科でできること
歯科では、上あごの幅を育てる対応や、口腔筋機能療法(MFT)による使い方の整え、舌のひきつれの確認などを通じて、鼻で呼吸しやすい状態と、安定した歯ならびを目指します。
歯が重なる、歯が後ろから生えてきたなどの歯ならびのサインも、こうした流れの中で対応していきます。スペースがしっかり確保できれば、歯を抜かない非抜歯の選択肢を検討しやすくなります。子供の矯正は何歳から、というご質問への答えも、お子さんの呼吸の状態と合わせて考えていきます。
他科との連携が大切
手術が検討されるレベルの状態では、歯科だけで判断するものではありません。耳鼻科・小児科・睡眠の専門医と連携しながら、お子さんに合った進め方を考えます。歯科は、その中で「あごの幅・お口の使い方」の部分を担う、という役割になります。
受診の目安
- 耳鼻科で手術を勧められたが、歯科側の意見も聞きたい
- 手術後も子供のいびきが残っている
- 口ポカン・口が空いている状態が続いている
- 歯が重なる、歯が後ろから生えてきた
- 他科と連携できる歯科を探している
まとめ
お子さんの強いいびきや無呼吸は、耳鼻科での手術が検討されることもありますが、それだけで完結するわけではありません。歯科では、上あごの幅・お口の使い方・歯ならびを整え、鼻で呼吸できる状態を支えていきます。歯を抜かない非抜歯の歯ならびも、こうした多角的な対応の中で目指していきます。市川市八幡の歯医者、アーツ歯科&小児デンタルランドにご相談ください。
ご予約・お問い合わせ
千葉県市川市八幡6-2-2
京成線八幡駅 南口より徒歩8分
TEL:047-711-0114
本記事は、スタンフォード大学医学部 睡眠医療部門 臨床教授 Dr. Audrey Yoon のセミナー内容をもとに、患者さん向けに再構成したものです。
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