子供の睡眠時無呼吸が重い時にCPAP?歯科の役割を考える|市川市八幡
「CPAPを使うことになったのですが…」というご相談
「お子さんが重度の睡眠時無呼吸と診断され、CPAP(シーパップ)という機械を毎晩使うことになった」――こうしたご相談を受けることがあります。CPAPは、気道に空気を送り込み、睡眠中の無呼吸を改善する機械です。
こんにちは。市川市八幡の歯医者、アーツ歯科&小児デンタルランド院長の西田隆行です。お子さんがCPAPを使う場合、長期的にどう付き合っていくか、成長への影響をどう考えるかが大きなテーマになります。歯科の立場でできることを整理します。
CPAPは「対症療法」
CPAPは、睡眠中の無呼吸を改善する確実な方法ですが、根本的に気道を広げる治療ではありません。装置を使っている間は呼吸が安定しますが、外せば元の状態に戻ります。お子さんの場合、成長期にずっと頼り続けるよりも、可能であれば気道そのものを広げる方向の対応を組み合わせていきたい、と考えるのが一般的です。
歯科でできること
歯科の役割は、お子さんの成長期に、気道に関わる「あごの幅」を育てることです。上あごの幅を広げる対応は、永久歯が並ぶスペースを確保するだけでなく、舌が収まる場所を確保し、鼻で呼吸しやすい状態に近づける助けになります。
子供のいびきや子供の口呼吸が続いているお子さんでは、こうしたあごの幅を育てる対応と、お口のトレーニングを組み合わせていきます。歯ならびのお悩み(歯が重なる、歯が後ろから生えてきた、いつも口が空いているなど)にも、同じ方向性で対応していきます。
連携が大切なテーマ
重い睡眠時無呼吸の場合、歯科だけで対応するものではなく、小児科・耳鼻科・睡眠の専門医との連携が必須です。扁桃やアデノイドの大きさ、鼻づまりの状態、必要な検査などは、それぞれの専門科で見てもらいながら、歯科の対応を組み合わせていきます。
子供の矯正は何歳から、というご質問への答えも、こうした連携の中で、お子さんに合った時期を一緒に考えていくことになります。
保護者の方に伝えたいこと
CPAPは大切な治療ですが、それと同時に、成長期にしかできない対応があるということも知っておいてください。歯を抜かない非抜歯の歯ならびづくりも含めて、お子さんの将来を見据えた対応は、年齢が早いほど選択肢が広がります。
受診の目安
- お子さんが睡眠時無呼吸と診断された
- CPAPを使っているが、長期的な進め方を相談したい
- 歯が重なる、歯が後ろから生えてきた
- 口ポカン・口が空いている状態が続いている
- 歯科と他科の連携の窓口を探している
まとめ
子供の睡眠時無呼吸が重い場合、CPAPは確実な対症療法ですが、成長期にしかできないあごの幅を育てる対応や、子供の矯正、お口のトレーニングを組み合わせていく視点が大切です。歯を抜かない非抜歯の選択肢も含めて、関係する他科と連携しながら進めていきます。市川市八幡の歯医者、アーツ歯科&小児デンタルランドにご相談ください。
ご予約・お問い合わせ
千葉県市川市八幡6-2-2
京成線八幡駅 南口より徒歩8分
TEL:047-711-0114
本記事は、スタンフォード大学医学部 睡眠医療部門 臨床教授 Dr. Audrey Yoon のセミナー内容をもとに、患者さん向けに再構成したものです。
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