扁桃・アデノイドと矯正、どちらが先?順番の考え方|市川市八幡
「順番をどう考えたらいいですか?」というご質問
「扁桃の手術を勧められたけれど、子供の矯正と、どちらを先にすべき?」――こうしたご質問を、保護者の方からいただきます。
こんにちは。市川市八幡の歯医者、アーツ歯科&小児デンタルランド院長の西田隆行です。順番に正解はありません。お子さんの症状の強さ、年齢、成長段階を見ながら、関係する科で相談して決めていきます。この記事では考え方を整理します。
「強いいびき・無呼吸」が中心の場合
子供のいびきや無呼吸が強く、睡眠が大きく妨げられている場合は、呼吸を整えることが優先になります。耳鼻科で扁桃・アデノイドの状態を見てもらい、必要なら手術での対応が先に検討されます。
その後、上あごの幅やお口の使い方を整えていくことで、再発しにくい状態を作っていきます。歯ならびに関する子供の矯正は、この流れの後、もしくは並行で進めていくことが多くなります。
「歯ならびの問題」が前面に出ている場合
歯が重なる、歯が後ろから生えてきた、上あごが狭そう、といった歯ならびのサインが前面に出ていて、いびきは軽めの場合は、上あごの幅を育てる対応を先に検討することがあります。上あごが広がると、舌が上に収まりやすくなり、子供の口呼吸・口ポカンの改善や、子供のいびきの軽減につながり得るためです。
場合によっては、上あごを広げるだけで子供のいびきが大きく改善し、手術の必要性そのものが見直されることもあります。
「両方が重なっている」場合
多くのお子さんは、呼吸の問題と歯ならびの問題が両方重なっています。この場合は、関係する科で相談し、お子さんに合った順番と並行の組み合わせを考えます。
歯科の役割は、上あごの幅を育て、お口の使い方を整え、歯ならびを安定させること。耳鼻科の役割は、扁桃・アデノイド・鼻づまりへの対応。それぞれの強みを組み合わせるのが、お子さんの負担を減らす近道です。
歯を抜かない非抜歯につなげるための順番
歯ならびの観点でいうと、上あごの成長期(6〜10歳ごろ)に間に合うかどうかが、歯を抜かない非抜歯の選択肢を活かせるかどうかに関わります。子供の矯正は何歳から、というご質問の答えは、こうした順番の考え方と一緒に伝えていくことになります。
呼吸の問題が強い場合は、それを整えながら、成長期に間に合う範囲で歯ならびの対応を進める、というイメージです。
受診の目安
- 耳鼻科で手術を勧められたが、矯正との順番に迷っている
- 子供のいびき・口呼吸・口ポカンが続いている
- 歯が重なる、歯が後ろから生えてきた
- 歯を抜かない非抜歯で進めたい
- 関係する科を含めて相談したい
まとめ
扁桃・アデノイドの手術と子供の矯正の順番は、お子さんの症状の強さ、年齢、歯ならびの状態によって変わります。歯科・耳鼻科で連携しながら、呼吸と歯ならびの両方を整える流れを考えていきます。歯を抜かない非抜歯の選択肢を活かすためにも、早めの相談が役立ちます。市川市八幡の歯医者、アーツ歯科&小児デンタルランドにご相談ください。
ご予約・お問い合わせ
千葉県市川市八幡6-2-2
京成線八幡駅 南口より徒歩8分
TEL:047-711-0114
本記事は、スタンフォード大学医学部 睡眠医療部門 臨床教授 Dr. Audrey Yoon のセミナー内容をもとに、患者さん向けに再構成したものです。
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