〒272-0021
千葉県市川市八幡6-2-2
京成線八幡駅 南口より徒歩8
2025
10/1

Dr yoon 2回目

インプラント治療

はじめに

お子さんのいびき、歯ぎしり、夜中に何度も寝返りをうつ落ち着きのなさ——。よくある“子どもの癖”として見過ごされがちですが、実は**「睡眠中の呼吸(口呼吸・鼻づまり・気道の狭さなど)」に由来する、一つの根本要因でつながっていることがあります。
歯科(小児矯正)と医科の両面からサポートできる当院(千葉県市川市・本八幡/アーツ歯科&小児デンタルランド)が、親御さんが知っておきたい
6つの重要サイン**をわかりやすく解説します。

「睡眠は静かであるべき(Sleep is supposed to be silent)」
子どもの寝息が“うるさい”のは要注意サインです。


サイン1:いびきは「正常」ではない

「疲れているだけ」と思われがちな子どものいびきは、睡眠中の呼吸に問題がある臨床的サイン。週3回以上続くいびきは放置せず、小児科・耳鼻科・歯科(小児矯正)へ相談を。
呼吸の乱れは夜間の酸素供給を不安定にし、日中のふるまい・集中・学習にも影響すると報告されています。まずは鼻呼吸が保てているかを家庭でも観察してみてください。

サイン2:ADHDと見分けがつきにくい“日中の落ち着かなさ”

小児の睡眠時呼吸障害では、集中が続かない/イライラしやすい/多動傾向など、ADHD様の所見が出ることがあります。
大切なのは、行動の背景に「眠りと呼吸の質」が隠れていないかをまず確認すること。薬物療法の前に、睡眠・呼吸のスクリーニングを受ける意義は小さくありません。

サイン3:おねしょ(夜尿症)と呼吸の“意外な関係”

一見無関係に思える夜尿症も、気道の閉塞や口呼吸と関連することがあります。

  • 呼吸努力↑→腹圧↑:息を吸おうと体が頑張る→膀胱が圧迫されやすい
  • ホルモンの働き:夜間の酸素不足が尿を作る信号を強める場合がある
    さらに子どもは目覚めの閾値が高いため、尿意で起きづらいことも。
    一次性(ずっと続く)と二次性(いったん止まって再発)のタイプがあり、特に二次性では睡眠時無呼吸との関連報告が目立ちます。**扁桃腺・アデノイドの評価、上顎の発育(上顎拡大など)**は歯科でも確認ポイントです。

サイン4:歯ぎしりは、気道を開こうとする“防御反応”かも

夜間の歯ぎしり(ブラキシズム)は、単なる癖ではなく睡眠関連運動の一種。無呼吸や覚醒の直前に起こりやすいことが知られており、顎を動かして気道を確保する反応と解釈されることがあります。
マウスピース“だけ”で抑え込むより、背景にある呼吸問題の有無をまず点検しましょう。

サイン5:成長がゆっくり…深い睡眠不足で“成長ホルモン”に影響?

成長ホルモンは深い睡眠で分泌が高まるとされます。睡眠が断片化すると、身長や体重の伸び、全身の発達に影響するおそれがあります。
また、狭い気道で呼吸にエネルギーを取られると、成長・修復に回る余力が減ることも。呼吸を整えると成長ペースが上がるケースは臨床でもしばしば観察されます。

サイン6:「長い顔(縦長顔)」や顎の小ささ・後退は重症度サインと関連

垂直的に長い顔貌(ロングフェイス)小顎・下顎後退などの頭蓋顔面の特徴は、睡眠時呼吸障害の重症度と関連する傾向が報告されています。
ただし、軽症では顔貌が“正常に見える”ことも多いため、見た目だけで安心しないことが大切です。


ご家庭でできる “かんたんチェック”

  • 口を開けて寝ている/日中も口がポカン
  • 週3回以上のいびき/断続的ないびき
  • 寝相が激しい・朝すっきり起きない
  • 歯ぎしりの音がする
  • おねしょが続く・いったん止まって再発
  • 口呼吸ゆえの上の前歯の前突/唇が閉じにくい など

1つでも当てはまるなら、睡眠×呼吸の評価をおすすめします。


当院(市川市・本八幡)でできるサポート

  • 小児矯正(非抜歯を基本に検討)
    舌の置き場所・鼻呼吸の確保を見据え、上顎の狭さ/歯列弓の横幅などを評価。抜歯回避の可能性も含めて丁寧にご提案します。
  • MFT(口腔筋機能療法)
    舌位・鼻呼吸・嚥下をトレーニングし、口呼吸から鼻呼吸への移行をサポート。

  

非抜歯矯正は“目的ではなく手段”
気道と顔面成長を見据え、できるだけ抜かない方針を軸に“安全性と長期安定”を最優先で検討します。


受診の目安(こんなときは早めに相談)

  • いびきや口呼吸が3週間以上続く
  • おねしょが学齢期まで続く/再発した
  • 歯ぎしりがほぼ毎晩で、朝あごがだるい
  • 前歯が閉じない/唇が閉じづらい/顔が細長くなってきた気がする

初診カウンセリングでは、非抜歯方針の可能性/MFTの必要性/まで一緒に整理します。


まとめ

「いびき・歯ぎしり・おねしょ・落ち着かなさ・成長の伸び悩み・長い顔貌」——これらが別々の出来事に見えて、実は“睡眠×呼吸”で一本につながっていることがあります。
**市川市(本八幡・八幡)**で小児矯正・呼吸機能(鼻呼吸/MFT)に力を入れる当院へ、まずはお気軽にご相談ください。お子さんが“静かに、ぐっすり”眠れる環境づくりを、歯科からサポートします。


よくある質問(FAQ)

Q1. 何歳から相談できますか?
A. 5~7歳ごろの相談が増えていますが、乳歯列期〜混合歯列初期の観察が理想的です。年齢に応じて最小限の介入から始めます。

Q2. 非抜歯矯正は必ず可能ですか?
A. 可能性は評価できますが、安全性・安定性を最優先に個別判断します。顎の成長余地呼吸機能が鍵です。

Q3. MFTだけで治りますか?
A. 舌位・鼻呼吸の習慣化にMFTは有効ですが、歯列や上顎の幅など形態的課題がある場合は、矯正と併用します。

Q4. 口呼吸を放置すると?
A. 虫歯・歯肉炎のリスク増顔貌変化(ロングフェイス傾向)学習・集中への影響などが懸念されます。早期評価が安心です。

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